【米ビルボード・アルバム・チャート】NAV自身初の首位に、モトリー・クルー約11年ぶりにTOP10入り 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】NAV自身初の首位に、モトリー・クルー約11年ぶりにTOP10入り

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【米ビルボード・アルバム・チャート】NAV自身初の首位に、モトリー・クルー約11年ぶりにTOP10入り

【米ビルボード・アルバム・チャート】NAV自身初の首位に、モトリー・クルー約11年ぶりにTOP10入り


 ラッパーNAV(ナヴ)の新作『バッド・ハビッツ』がNo.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 ナヴは、カナダのトロント出身、ザ・ウィークエンドのレーベル<XO Record>からデビューした、人気上昇中のラッパー/プロデューサー。同レーベルからリリースしたミックステープ『NAV』(2017年)が、Billboard 200で最高24位、ラップ・チャートでは9位といきなり大成功を収める。2018年5月にリリースしたデビュー・アルバム『レックレス』が8位にランクインすると、トラヴィス・スコットやリル・ベイビー、ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディなど人気ラッパーの作品にゲストとして続々参加。知名度を高め、絶好のタイミングでリリースした本作『バッド・ハビッツ』で、自身初の全米1位獲得を果たした。

 週間ユニットは82,000で、そのうちストリーミングが57,000ユニット、アルバムの純粋な売上は24,000枚だった。週間視聴回数は7,980万回で、ストリーミング・チャートでも同1位に初登場している。セールスが伸びた理由として、売り上げに繋がる公式サイトでのグッズ販売や、ライブ・チケットとの連動が挙げられる。また、発売日の4日後となる3月26日に、8曲のボーナストラックが収録されたデラックス版がリリースされたため、それらの楽曲がストリーミング・ポイントに貢献した。

 大ヒットとよばれる曲はないが、前作『レックレス』は合計5億回以上の視聴回数を記録し、合計40万弱のユニット数を獲得した。本作も、ストリーミングが高水位を維持できれば、ロング・ヒットが期待できる。<XO Record>からリリースされたアルバムとしては、ザ・ウィークエンドの『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』(2015年)、『スターボーイ』(2016年)、『マイ・ディアー・メランコリー、』(2018年)に続く、4作目の全米1位。

 2位には、62,000ユニットを記録してアリアナ・グランデの『thank u, next』が同位をキープ。本作からの2ndシングル「7 rings」が、7週目となるソング・チャート1位を獲得している。『thank u, next』は、2月23日付チャートでNo.1デビューを果たして以来7週間、2位以下にランクダウンしていない。これは、2016年にドレイクの『ヴューズ』が17週間の記録を打ち立てて以来の快挙。2週連続の1位をキープしたジュース・ワールドの『デス・レース・フォー・ラヴ』は、3位にダウンした。

 4位には、米アトランタ出身のラッパー=リッチ・ザ・キッド2ndアルバム『ザ・ワールド・イズ・ユアーズ2』がデビュー。初動ユニットは42,000で、アルバムの売上はわずか2,000枚、そのほとんどがストリーミングによるユニットだった。2018年4月14日付チャートで2位にデビューした前作『ザ・ワールド・イズ・ユアーズ』に続く、2作連続のTOP5入りとなったが、ユニット数、順位共に勢いを落としている。先行トラック3曲がいずれも上位ランクインを逃し、プロモーションに繋げることができなかった。

 5位には、XXXTentacion(エクスエクスエクステンタシオン)の『?』が先週の27位からジャンプアップして、再TOP10入りを果たしている。ストリーミング、売り上げが上昇したのは、アルバム・リリース1周年を記念したデラックス・エディションが発売されたため。先週3位だった『アリー/スター誕生』のサウンドトラックは、6位まで下降。アワード効果が弱まってきた。『ボヘミアン・ラプソディ』のサントラ盤も、5位から9位にランクダウンしている。

 それらミュージシャンによる映画の大ヒットに続き公開された、モトリー・クルーの伝記映像作品『ザ・ダート』のサウンドトラックが、今週10位に初登場。週間ユニットは30,000で、アルバムのセールスは15,000枚、ストリーミングとの割合は同等だった。アルバムのTOP10入りは、2008年にリリースされた『セインツ・オブ・ロスアンゼルス』(最高4位)以来約11年ぶりで、通算9作目のランクインとなる。本作には、「ガールズ・ガールズ・ガールズ」や「Dr.フィールグッド」といった代表曲に加え、新曲4曲が収録されている。そのうちの1曲は、本作でトミー・リーを演じたラッパーのマシン・ガン・ケリーをフィーチャーした「ザ・ダート」。『ボヘミアン・ラプソディ』のように話題性が高まれば、映画、サントラ盤のヒットが期待できる。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、4月5日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『バッド・ハビッツ』ナヴ
2位『thank u, next』アリアナ・グランデ
3位『デス・レース・フォー・ラヴ』ジュース・ワールド
4位『ザ・ワールド・イズ・ユアーズ2』リッチ・ザ・キッド
5位『?』エクスエクスエクステンタシオン
6位『アリー/スター誕生』サウンドトラック
7位『Hoodie SZN』ア・ブギー・ウィット・ダ・フーディ
8位『ビアボングズ&ベントレーズ』ポスト・マローン
9位『ボヘミアン・ラプソディ』サウンドトラック
10位『ザ・ダート』サウンドトラック


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