レディー・ガガ、【アカデミー賞】ノミネート発表の瞬間にしていたこととは? ノミネートを知り「泣き出した」と語る
レディー・ガガ、【アカデミー賞】ノミネート発表の瞬間にしていたこととは? ノミネートを知り「泣き出した」と語る

 【第91回アカデミー賞】のノミネートが発表された2019年1月22日、『アリー/スター誕生』でノミネートを受けたレディー・ガガが、SNSなどですぐに反応しなかった事をいぶかる声がネット上に広がった。ガガは翌23日に米紙ニューヨーク・タイムズに対し、実は当日寝過ごしていたことを明かした。

 ラスベガスで常設公演【Lady Gaga Enigma】(エニグマ)を開催中の彼女は、22日は休みでロサンゼルスに数日間滞在していたと話している。ノミネートが発表されたのは米西海岸の時間で午前5時だったため、彼女はまだ就寝中で発表をリアルタイムで聞けなかったそうだ。ガガは、「“ショウビズ・タイム”で動いているから、なるべく寝ようとしている」と説明し、当日は「午前8時半ごろに起きて、何も知らなかった」と話している。寝ている間はよほどのことがないと起きないため、多数寄せられたお祝いメールや着信にも気づかなかったとのことだ。

 彼女は起きてすぐにマネージャーに電話をしてノミネートを知り、泣き出してしまったと語っている。レディー・ガガは、<主演女優賞>と、ブラッドリー・クーパーとデュエットした「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」で<歌曲賞>にノミネートされている。

 ようやくメールに目を通すことができた彼女は、家族からの祝辞が特にうれしかったと語っている。彼女の本名はステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタだが、「これは私のオスカー・ノミネーションではなく、ジャーマノッタ家のオスカー・ノミネーションだ。私はイタリア移民の一族の出で、これは彼らにとって大きな勝利のように感じている。この映画を作るのはきつかったけれど、そのきつさは、私の一族が経験してきたきつい仕事を知らなければ味わえなかったことだから」と語った。

 『アリー/スター誕生』監督/主演のブラッドリー・クーパーは<監督賞>は逃したが、<主演男優賞>にはノミネートされ、製作と脚本の部門でも受賞が期待される。ガガにとっては、【アカデミー賞】の自身初ノミネートを演技と音楽の両方で受けたことが何よりも光栄で、「主演女優とミュージシャンとして同時に認められるなんて、私にとってどれほどの意味があるか言い表せない」と喜びを語っている。

 「この映画を撮影していた期間は、自分の人生で“映画を撮っていた”時期とは認識していない。それは自分の人生で“別の人になった”時期で、ブラッドリーも別の人になって、私たちはそのキャラクターを生きて、恋に落ちたの」と彼女は振り返っている。