【FM802 RADIO CRAZY】THE ORAL CIGARETTES/キュウソ/go!go!vanillas/Nulbarich/アジカンら出演【2日目まとめレポート】 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【FM802 RADIO CRAZY】THE ORAL CIGARETTES/キュウソ/go!go!vanillas/Nulbarich/アジカンら出演【2日目まとめレポート】

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【FM802 RADIO CRAZY】THE ORAL CIGARETTES/キュウソ/go!go!vanillas/Nulbarich/アジカンら出演【2日目まとめレポート】

【FM802 RADIO CRAZY】THE ORAL CIGARETTES/キュウソ/go!go!vanillas/Nulbarich/アジカンら出演【2日目まとめレポート】


 2018年12月27、28日大阪・インテックス大阪にて、大阪のラジオ局・FM802が主催するロックイベント【FM802 RADIO CRAZY】(以下、レディクレ)が開催された。本イベントは"ロック大忘年会"をテーマに2009年からスタートし、今年で10回目の開催を迎えるとあって例年以上の盛り上がりに! 会場には2日間で計約5万人が集まり、アーティストによるライブはもちろん、ラジオ局ならではのスペシャルな企画まで、終始盛りだくさんな内容が繰り広げられ、寒波を吹き飛ばす熱いステージが展開された。今回、ラジオの電波ではお届けできない多数のライブ写真とともに、音楽一色に塗れに塗れたお祭り騒ぎの模様の一部をお届けしたい。
その他ライブ画像

 ライブの模様をお伝えする前に…、レディクレは主に4つのライブステージに分けられるほか、公開収録が行われる「こたつサテライトスタジオ」や「FM802弾き語り部」などのライブなどが行われる「境内ステージ」など、ラジオ局ならではの企画が目白押しだ。さらに、飲食ブースが立ち並ぶホールでは"音波神社"なる神社も設けられ、書き初めならぬ書き納めやおみくじに絵馬、縁日ブースなど、一年を締めくくる最後のイベントらしい、おめでた尽くしの特設ステージも登場。野外エリアでは「餅つきレイジー」なる餅つき大会も実施。2日目にはなんと新日本プロレス・棚橋弘至選手が登場する一幕も! 見事な筋肉美を見せつけながら、"100人に1人の逸材"による餅つきに観客は熱狂(1月4日にはめでたく新IWGP王者に!!)。ライブ以外も見逃せないステージが休むことなく繰り広げられ、会場のあちこちにタイムテーブルを眺めて、どのステージから周ろうかと悩みに悩む観客の姿も多くみられた。
 
 Z-STAGEでは一番手のキュウソネコカミが「そのクレイジーさ、最高だぜ!」と朝一番から濃~いライブをブチかましていくと、続くTOTALFATは渾身のパフォーマンスでフロアを盛りたて、観客を頂点へと導いていく。go!go!vanillasは「ロックンロールは止まらねー!」とキラーチューンを連発。前日、長谷川プリティ敬祐が事故に遭った日からようやく意識を回復したという嬉しいニュースが届いたばかり!サポートベーシストとしてTHE ORAL CIGARETTESのあきらかにあきらも加わり、ライブができる楽しさを存分に音に込め、全力で駆け抜けていった。続くサンボマスターは"アホ年末"パワーで悔いなしの完全燃焼! 人気ナンバーの連続投下にシンガロングが止むことがなかった。続くフレデリックは小気味いいビートで観客を踊らせまくる。 彼ららしいひとクセもふたクセもあるメロが脳内ループし、その存在感を強く印象付けたアクトに賞賛の声が止まらない。THE ORAL CIGARETTESは激しくも妖艶に、かつキャッチーな楽曲陣でフロアを沸かす。そして、FM802と育ててきた楽曲をと、「ReI」を番組で選ばれた18人の学生リスナーをゲストに迎えステージでともに熱唱。「ヤバイ1日を!」と叫ぶメンバーの思いは確かに観客に、リスナーの元へ届いたに違いない。イベント後半戦も緩みを見せることなく進んでいく。KANA-BOONは初っ端から「ぶっ飛べ!!」とエンジン全開のアッパーチューンを披露。ライブならではの高揚感を観客とともに上昇させ、唯一無二の世界観を作り上げていく。そして最後はASIAN KUNG-FU GENERATION。FM802の音楽イベントにも数多く出演している彼らだけあって、新旧の名曲を織り交ぜ、あっというまに会場の空気を掴んでいく。アンコールにはストレイテナーのホリエアツシが登場。さらにFM802のヘビーローテーションだった楽曲を披露するなど極上の時間を楽しませてくれた。

 R-STAGEではSaucy Dogが確かなグルーヴのもと、エネルギッシュに音をかき鳴らすと、パノラマパナマタウンは会場の熱を受け、より大きなロックアンセムで応えていく。SHE'Sは'18年にFM802で選ばれたヘビーローテーション楽曲を中心に、美しい旋律で観客の心に確かな爪痕を残していく。Nulbarichは開放感&浮遊感たっぷりの心地よいグルーヴがどこか白昼夢を見ているようで、何ともいえない極上感を味わわせてくれた。続くYogee New Wavesはフロアをあっという間にアットホームな空気へと変える。「皆が来年素晴らしい一年になるように捧げます」と、ライブ納めをレディクレへ捧げた。後半戦は真っ向からぶつかるロックに心沸き立つステージが連発! the pillowsは確固たる芯を持つ力強い衝動を音にぶつけると、The Birthdayが切れ味鋭いサウンドで観客の視線を総取り! THE BACK HORNはこの日限りの"共鳴ステージ"として、スガシカオ、SUPER BEAVER・渋谷、9mm Parabellum Bullet・菅原をそれぞれゲストに迎え、互いの声をぶつけ合う鬼気迫るステージを体感させてくれた。

 L-STAGEではandropがトップバッターにふさわしい、爽快で疾走感ある演奏で序盤からフロアを盛り上げると、阿部真央は優艶な出で立ちとは一転、激しく髪を振り乱し力強いステージで魅了。3年連続出演を果たしたnever young beachは浸透率高いメロで観客を酔わすと、'19年の活躍に早くも期待が募る充実感たっぷりの新曲を披露。BIGMAMAは観客のツボを知り尽くした楽曲陣で攻めるまくり、ほぼノンストップのステージは終始熱気が止むことがなかった。ウルフルズが名曲尽くしのど真ん中ロックンロールサウンドで「来年も楽しくいこう!」と満面の笑みを見せると、スガシカオは鮮やかなファンク&ロック、そして独特の世界観を持つ詞世界でフロアを夢中にさせる。ストレイテナーが大御所2組に負けじと、厚みのあるロックと美しい旋律で色濃い世界を創出し、GLIM SPANKYは確実に芯を捕えて離さない唯一無二のロックサウンドでオーディエンスを大いに引きこんでいく。

 LIVE HOUSE AntennaにはTHE CHARM PARK、DATS、WOMCADOLE、マカロニえんぴつ、FIVE NEW OLD、ドミコ、小袋成彬、tetoが出演。ラジオで彼らの楽曲を聴き、生のライブをその目で確かめようとたくさんの観客が集まり、会場は終始入場規制連発に。

 初日に続き、この日もレディクレならではのステージとして注目を集めたのがR-STAGEのトリを務めたCRAZY MAN CLUB BANDだ。"謎の覆面バンド"として2010年に登場して以来の出演となる彼ら。メンバーはソウル・フラワー・ユニオン・奥野真哉、The Birthday・クハラカズユキ、初恋の嵐・隅倉弘至、フジファブリック・山内総一郎と錚々たる面々が集まるなか、髭・須藤寿、9mm Parabellum Bullet・菅原卓郎、怒髪天・増子直純&フラワーカンパニーズ・鈴木圭介、木村カエラをゲストボーカルに迎え、名曲の数々を披露。FM802のDJ陣も登場し、大団円を迎えるかと思いきや、キュウソネコカミ・ヤマサキセイヤが乱入し「クレイジーマンのテーマ」でフィナーレ♪ レディクレ10回目にふさわしい、これぞ祝宴!なステージに観客からは拍手喝采が沸き起こっていた。

 そして、2日間に渡って開催された【FM802 RADIO CRAZY】を締めるのがL-STAGEのSUPER BEAVERだ。自分たちが信じる音楽だけをがむしゃらに鳴らし続けてきた彼らが大トリを務める意味。それは彼らのライブを観れば一目瞭然だし、10回目の集大成を彼らに託したFM802の思いはメンバー自身も確かに感じ取っているはず。「音楽が好きな人の前で歌えるのが嬉しい」と、観客と1対1でぶつかりあうようなステージングで最後の最後まで一瞬の緩みを見せることなく、ひたすらまっすぐに音を届ける彼らに魅せられた観客らの表情はこれ以上ない多幸感に満ち溢れていた。

 今回、出演アーティストや会場に集まった観客、ラジオを聴いているリスナーから、10回目という節目を迎えた【FM802 RADIO CRAZY】が数多のロックフェスの中から、確固たる存在感を作り上げていることをまじまじと実感することができた。それは"ラジオ局主催"というだけでなく、365日毎日欠かすことなくラジオの電波を通じてアーティストやリスナーと確固たる絆を築いてきたFM802だからこそ作り上げることができたものなのだろう。FM802は今年で開局30周年を迎え、一年をかけて様々なアニバーサリーイベントを予定しているとのこと。今年もまたラジオの電波を通じてリスナーが新たな音楽と出会い、ライブハウスへ通い、そこから派生する何かがまた局内の各番組を動かすのかもしれない。きっとアーティストも、FM802のDJ陣もそれを楽しみにしているはず。

 まずは【FM802 RADIO CRAZY】で出会った音楽をもう一度振り返るところから始めてみてはどうだろう。すでにいくつかの番組でライブ音源は披露されているが、1月14日にはイベント当日に収録されたライブ音源のみで送る特別番組『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY―RADIO de LIVE CRAZY―』が19時から9時間にわたり放送予定。大好きなアーティストのライブを再び体感したいのはもちろん、タイムテーブルで悩みに悩んで観ることができなかったアーティストや初めて観て心奪われたバンド…、気になる音楽がきっと見つかるはずだ。番組はスマホアプリ「radiko」でも聴くことができる。

Text by 黒田奈保子
Photo by FM802

◎イベント情報
【FM802 RADIO CRAZY】<終了>
2018年12月27日(木)・28日(金)
会場:インテックス大阪
INFO:https://radiocrazy.fm/

◎番組詳細
FM802『RADIO de LIVE CRAZY』
2019年1月14日(月・祝)19:00~深夜4:00
[第1部]19:00-21:00 (DJ:竹内琢也 / 加藤真樹子)
[第2部]21:00-23:48 (DJ:落合健太郎 / 土井コマキ)
[第3部]深夜0:00-4:00 (DJ:浅井博章 / 深町絵里)
INFO:https://funky802.com/


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