ベテラン・ロック・バンドが生き残るには?! THE YELLOW MONKEYとGLAYの戦略【Chart insight of insight】 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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ベテラン・ロック・バンドが生き残るには?! THE YELLOW MONKEYとGLAYの戦略【Chart insight of insight】

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ベテラン・ロック・バンドが生き残るには?! THE YELLOW MONKEYとGLAYの戦略【Chart insight of insight】

ベテラン・ロック・バンドが生き残るには?! THE YELLOW MONKEYとGLAYの戦略【Chart insight of insight】


 アイドルからバンドまで、今週もHot100は激戦の様相を示しているが、上位にベテランのロック・バンドが2組チャートインしていることに気付く。
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 ひとつは今週10位にランクインしたTHE YELLOW MONKEYの「天道虫」だ(【表1】)。1988年結成、1992年メジャー・デビューの彼らは30年選手。2016年に再結成してからは、積極的にリリースとツアーを重ね、海外展開を見据えてワーナーに移籍するなど話題も事欠かない。この新曲も、あえてフィジカルでのリリースはなく、ダウンロードとストリーミングによるリリースだ。実際、チャートのポイントもダウンロードがメインで、先週は6位、今週が2位と好成績を記録している。他にも、過去の全作品をストリーミング配信を全世界解禁するなど、今の音楽シーンの変化に上手く対応しているという印象がある。

 もう一組は、11位にランクインしたGLAYの「愁いのPrisoner」だ(【表2】)。彼らも同じく1988年結成で、メジャー・デビューは1994年。精力的に活動を続けていると同時に、独自のサブスクリプション・アプリを開発するなど新たな展開を行っている。コア・ファンの囲い込みをしっかり考え、ファン・サービスに手厚いが、その分ストリーミングなどのポイントは反映されていない。それでも、フィジカルのCDセールスのポイントとラジオのオンエア回数などできっちりとチャート上位に食い込むのはさすが。このあたりのバランス感覚は、GLAYならではといってもいいだろう。

 彼らくらいにコア・ファンが存在し、大規模なツアーを行えるロック・バンドであれば、チャートなど気にしなくてもいいかもしれない。それでも、ここまでチャート上で存在感を出せる施策を展開しているのは見事。若手バンドに負けずにまだまだ頑張って欲しいものだ。Text:風奏陽


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