【米ビルボード・アルバム・チャート】『アリー/スター誕生』サントラVSトゥエンティ・ワン・パイロッツ、全米1位を制したのは? 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【米ビルボード・アルバム・チャート】『アリー/スター誕生』サントラVSトゥエンティ・ワン・パイロッツ、全米1位を制したのは?

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【米ビルボード・アルバム・チャート】『アリー/スター誕生』サントラVSトゥエンティ・ワン・パイロッツ、全米1位を制したのは?

【米ビルボード・アルバム・チャート】『アリー/スター誕生』サントラVSトゥエンティ・ワン・パイロッツ、全米1位を制したのは?


 映画『アリー/スター誕生』のサウンドトラックがNo.1デビューを飾った、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『アリー/スター誕生』は、レディー・ガガ初主演、俳優のブラッドリー・クーパーによる主演・監督・プロデュース作品。本作は、映画公開日の10月5日にリリースされたサントラ盤で、本編で歌われている楽曲が19曲、15曲のインタールードで構成された、映画の世界観をそのまま再現したような仕上がりになっている。

 初動ユニットは231,000で、そのうちストリーミングによる売上枚数が69,000 枚(SEA、TEA含む)で、アルバムは162,000枚を売り上げた。2018年のチャートでサウンドトラックが1位を獲得したのは、本作で3度目。他2作は、ケンドリック・ラマーによる『ブラックパンサー:ザ・アルバム』と、ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテスト・ショーマン』で、いずれも年間チャート上位にランクインするであろう、ロングヒットを記録した大ヒット作。1年間のうち、サウンドトラックが3作以上首位を獲得したのは、2009年以来9年ぶり。

 レディー・ガガは、デビュー・アルバム『ザ・フェイム』(2008年/2位)を除く、『ボーン・ディス・ウェイ』(2011年)~『ジョアン』(2016年)までの4作すべてが全米1位を獲得していて、本作で通算5作目の快挙を達成。2010年代では、ドレイク(8作)、ジャスティン・ビーバー(6作)に次ぐ、フューチャー、J.コール、カニエ・ウェストと並ぶ3番目で、女性アーティストとしては、最多首位獲得数となる。

 サントラ盤の初週ユニットとしては、2015年2月28日付チャートで2位にデビューした、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(258,000ユニット)以来となる20万超えで、アルバムの売上枚数162,000枚のうち、CDが42,000枚、LP盤が2,000枚とパッケージ・セールスが高かったことも注目されている。全米のみならず、全英(UK)チャートでも初登場1位に輝いた。日本での公開は、12月21日予定。

 続いて2位には、トゥエンティ・ワン・パイロッツの3年ぶりとなる新作『トレンチ』が初登場。初動ユニットは175,000で、アルバムの純粋な売上枚数が135,000枚と、大半をセールスが占めた。この記録は、No.1デビューした前作『ブラーリーフェイス』(2015年)の134,000をわずかに上回る、自己最高記録。『ブラーリーフェイス』は、初登場した2015年6月6日付チャートから、178週連続で(200位内)ランクインしていて、累計374万ユニット(そのうちアルバム・セールスが170万枚)を獲得している。

 オルタナティブ・アルバムとしては、7月7日付チャートでパニック!アット・ザ・ディスコの『プレイ・フォー・ザ・ウィキッド』が獲得した、179,000ユニットに次ぐ2番目に高い記録で、決して悪い数字ではなかったのだが、話題作『アリー/スター誕生』にはわずか及ばなかった。なお、前作『ブラーリーフェイス』からは、「ストレスド・アウト」(2位)と「ライド」(5位)の2曲がTOP10入りしているが、新作『トレンチ』からリリースされた4曲のシングルは、いずれも50位以下にとどまっている。ストリーミングが伸び悩んだ理由は、シングルの不調もあげられるだろう。

 いくつかの記録を塗り替えたリル・ウェインの新作『カーターV』は、先週の初登場1位から3位にダウンしたが、2週目も135,000ユニットと好調。続いて4位には、ラッパーのリル・ベイビーとガンナによるコラボ・アルバム『ドリップ・ハーダー』がデビューした。初動ユニットは130,000で、そのうち121,000枚分がストリーミングによるみなし売上。特に若いラッパーのアルバムは、ストリーミングが圧倒的に強い。リル・ベイビーは、今年5月に最高3位をマークしたデビュー作『ハーダー・ザン・エヴァー』に続く2作目、ガンナにとっては、自身初のTOP10入りとなる。

 5位に初登場したのは、米ノースカロライナ州出身のカントリー・シンガー=エリック・チャーチの新作『デスパレート・マン』。最高2位をマークした、2015年の前作『ミスター・ミスアンダーストゥッド』から3年ぶり、通算6作目のアルバムで、自身初の首位を獲得した3rdアルバム『チーフ』から、ライブ盤『キャッチ・イン・ザ・アクト』(2013年/5位)含む全5作がTOP10入りを果たしている。初動ユニットは116,000で、そのうちアルバム・セールスが103,000枚。2018年のカントリー・アルバムとしては、4番目に高い数字を記録した。

 「オープン・アームズ」(1982年/2位)のヒットで知られるロック・バンド=ジャーニーの元ヴォーカリスト、スティーヴ・ペリーの復帰作『トレイシズ』は、6位に初登場。前作『ストレンジ・メディスン』(1994年)から、およそ25年ぶりとなる新作で、ソロとしては自身初のTOP10入りを果たした。初動ユニットは73,000で、アルバムの売上が72,000枚。ストリーミングによる売上はほぼ皆無だった。なお、ジャーニーとしては通算7枚のアルバムがTOP10入りしている。

 そして、7位も初登場作品。初動62,000ユニット(アルバム・セールスが57,000枚)を記録してデビューしたのは、米テネシー州出身のクリスチャン・ポップ・デュオ=フォー・キング・アンド・カントリーの4年ぶり、3作目のスタジオ・アルバム『バーン・ザ・シップス』。2014年の前作『ラン・ワイルド、リブ・フリー、ラブ・ストロング』で記録した13位を上回る自己最高位、初のTOP10入りを果たした。TOP10内に6作以上のタイトルが初登場したのは、2017年11月18日付チャート以来、約1年ぶり。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、10月19日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『アリー/スター誕生』サウンドトラック
2位『トレンチ』トゥエンティ・ワン・パイロッツ
3位『カーターV』リル・ウェイン
4位『ドリップ・ハーダー』リル・ベイビー&ガンナ
5位『デスパレート・マン』エリック・チャーチ
6位『トレイシズ』スティーヴ・ペリー
7位『バーン・ザ・シップス』フォー・キング・アンド・カントリー
8位『スコーピオン』ドレイク
9位『アストロワールド』トラヴィス・スコット
10位『ビアボングス&ベントレーズ』ポスト・マローン


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