『10月13日はなんの日?』サイモン&ガーファンクル、ポール・サイモンの誕生日
『10月13日はなんの日?』サイモン&ガーファンクル、ポール・サイモンの誕生日

 10月13日はサイモン&ガーファンクルとして一世を風靡し、その後ソロとしても成功を収めたシンガーソングライター、ポール・サイモンの76歳の誕生日。

 ポール・サイモンは1941年10月13日、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。1964年に旧友アート・ガーファンクルとともにサイモン&ガーファンクルとしてアルバム『水曜の朝、午前3時』でデビュー。「サウンド・オブ・サイレンス」(1965年)、「ミセス・ロビンソン」(1968年)など、美しいハーモニーと知的な歌詞の世界観でチャートを席巻し、一世を風靡した。サイモン&ガーファンクルは『明日に架ける橋』(1970年)をチャート首位に送り込んだのち、活動を休止しているが、その後も何度か再結成しコンサート活動をおこなっている。度々「音楽性の違い」により衝突をしてきた2人は“犬猿の仲”である一方、“家族”のような存在でもあるという。サイモン&ガーファンクルは1990年にロックの殿堂入りを果たしている。

 70年代以降はソロ・アーティストとして精力的に音楽活動を続けているサイモン。1972年に実質的ソロ・デビュー作となる『ポール・サイモン』を発表。75年にはデイヴィッド・サンボーンやマイケル・ブレッカー、スティーヴ・ガッドなど多数の一流ミュージシャンが参加した『時の流れに』でソロ初の全米ビルボードNo.1を記録、シングル・カットされた「恋人と別れる50の方法」も全米首位となり、グラミー賞も獲得している。以降もアフリカの民族音楽を取り入れた『グレイスランド』(1986年)やブラジルのミュージシャンとともに制作した『リズム・オブ・ザ・セインツ』(1990年)、アンビエント・ミュージックの巨匠ブライアン・イーノを迎え電子音楽に挑んだ『サプライズ』(2006年)など、つねに新境地を開拓し続け多数のヒット作を生み出し、その姿勢は多くのメディアやファンから賞賛を浴びている。

 昨年6月には約5年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』をリリースし、全米~ヨーロッパを中心にツアーをおこなっている。最近ではビリー・ジョエルがNYで開催しているロングラン公演にマイリー・サイラスとともにサプライズ出演を果たし、サイモン&ガーファンクル時代の名曲「ボクサー」などを披露したことが話題となった。