『8月10日はなんの日?』新時代を開拓したソウル界の巨匠、アイザック・ヘイズの命日
『8月10日はなんの日?』新時代を開拓したソウル界の巨匠、アイザック・ヘイズの命日

 8月10日はR&B/ソウル・シンガー、俳優、声優などマルチに活躍したアイザック・ヘイズの命日。

 アイザック・ヘイズは1942年8月20日、アメリカ・テネシー州コヴィントン生まれ。1960年代に名門レーベル[スタックス・レコード]のスタジオ・ミュージシャンとなり、その後、デヴィッド・ポーターとのタッグでサム&デイヴ、ブッカー・T&ザ・MG’s、カーラ・トーマスなどのプロデュース/ソングライティングを手がけ、レーベルの隆盛に貢献。自身も1968年にアルバム・デビューを果たし、『ホット・バタード・ソウル』(1969年)が全米ビルボードR&Bチャートで首位を獲得。1971年にはアクション映画『黒いジャガー(原題:Shaft)』の音楽を手がけ、同作のサウンドトラックが全米ビルボードNo.1を獲得、テーマ曲「黒いジャガーのテーマ」が2週連続全米首位の大ヒットを記録し、グラミー賞のほか、アカデミー賞の歌曲賞にも輝いている。その後も、音楽活動だけでなく俳優として多数の映画に出演、90年代にはアニメ番組『サウスパーク』で声優を務めるなど、マルチな活躍を続けていたが、2008年8月10日、メンフィスの自宅にてエクササイズ中に心臓発作を起こし、65歳で帰らぬ人となった。