ファレルの子供時代を描いたミュージカル映画が製作開始
ファレルの子供時代を描いたミュージカル映画が製作開始

 ファレル・ウィリアムスの子供時代を描いたミュージカル映画『アトランティス』の製作が決定した。

 ライオンズゲートの『ラ・ラ・ランド』が大ヒットし、次のヒット・ミュージカルをハリウッド中のスタジオがこぞって探す中、プロデューサーのギル・ネッターとファレルが売り込んだ企画に先週フォックスが正式にゴーサインを出した。

 監督は、劇団四季でも上演された『春の目覚め』やグリーン・デイの楽曲を用いた『アメリカン・イディオット』などで知られるブロードウェイの鬼才演出家マイケル・メイヤー。脚本は現在『トイ・ストーリー4』を執筆中のマーティン・ハインズが担当する。製作はファレルとミミ・ヴァルデスが<I Am Other>ブランドを通じて、ギル・ネッターがネッター・フィルムズとして参加する。

 ファレルは、米ヴァージニア州ヴァージニアビーチで生まれ、シンガー・ソングライター/音楽プロデューサーとして【グラミー賞】を10回受賞している。少年の頃からの友人だったチャド・ヒューゴと共にザ・ネプチューンズとして数多くのソウル、ヒップホップ、R&Bミュージックのトップ・アーティストをプロデュースし、 N.E.R.Dのリード・ボーカリストとしても活躍した。ソロ・アーティストとしてもアルバム『イン・マイ・マインド』と『ガール』をリリースしている。

 ここ数年は映画業界にも進出し、2017年の【アカデミー賞】で<作品賞>を含む3部門にノミネートされたフォックスのヒット映画『ヒドゥン・フィギュアズ』のプロデュースを手掛け、曲もすべて書き下ろした。オクタビア・スペンサー、タラジ・P・ヘンソン、ジャネール・モネイが主演しているこの映画はNASAを支えた3人のアフリカ系アメリカ人を描いたノンフィクションだ。また、今年の【サンダンス映画祭】で初公開されたヒップホップ映画『Roxanne Roxanne』のプロデューサーも務めている。これまで多くの映画の音楽を担当してきており、『怪盗グルーのミニオン危機一発』の主題歌「ハッピー」は【アカデミー賞】にノミネートされ、世界中のチャートで1位を獲得する空前の大ヒットとなった。