バーブラ・ストライサンドがトランプ皮肉ったパロディ・カバーを披露
バーブラ・ストライサンドがトランプ皮肉ったパロディ・カバーを披露

 バーブラ・ストライサンドが9月9日、米大統領候補ヒラリー・クリントンのためのLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)資金調達パーティーにて、共和党候補ドナルド・トランプに対する意見を歌にした。スティーヴン・ソンドハイムの「Send In the Clowns」をトランプについての歌詞に変え、パロディ・カバーを披露したのだ。

 喝采を送るおよそ1,000人の観衆を前に、ストライサンドは「彼はそんなにリッチなの? たぶん貧乏よ。彼が収入を明かすまでは誰も分からないでしょ? どこか場違いだわ、私は賛成しない。彼が自由世界を操っているのなら、私たちはどこへ行けばいいの?」などと歌った。

 ニューヨークで行われた今回の資金調達パーティーで、沸き立つ大観衆に向けパフォーマンスしたストライサンド。LGBTのコミュニティに対する支援を強調したクリントンに続き、「私たちは皆、この女性を愛してます。遠くからでも、ラッキーなことにすぐ近くからでも」と語った。

 同イベントではHillary Victory Fund(ヒラリー勝利基金)のための資金を集め、寄付金は1,200ドル(約12万円)から25万ドル(約2,600万円)まで幅広いものだった。

 ストライサンドは他にも「People」、「Pure Imagination」、「Happy Days Are Here Again」を歌ったものの、トランプのパロディー曲は際立っていた。歌詞は「そして万一、彼が天国に行ったら、そこでも(連邦破産法)第11章を宣言するでしょう。この哀れで下品なピエロ。あなたはクビよ、ピエロさん」と続くのだった。