アクセル・ローズがAC/DCに参加、シンガーの代役務めツアーへ
アクセル・ローズがAC/DCに参加、シンガーの代役務めツアーへ

 ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、5月7日にポルトガルのリスボンから再開されるAC/DCの【ロック・オア・バスト】スタジアム・ツアーで歌うことになった。オーストラリア出身の同ロックバンドは4月16日、耳の問題でツアーに参加できなくなったリードシンガー、ブライアン・ジョンソンの代役をローズが務めることをステートメントとともに発表した。

 「AC/DCのメンバーは、ブライアン・ジョンソンの何年にもわたるバンドへの貢献と献身に感謝している。彼の耳の問題と今後に幸運を祈ります。スタートしたこのツアーを終わらせたいのと同時に、ツアーを中止して耳を守るというブライアンの決断を理解し、尊重し、支持します。我々は何年間も支えてくれたファンに約束したツアーの残りを遂行することに注力し、幸運にもアクセル・ローズがこの約束を果たす手助けを快く申し出てくれたのです」

 情報筋によると、ガンズ初期には名曲「Whole Lotta Rosie」をカバーしたほどAC/DCの大ファンだというローズは、1か月以上前にマイアミやアトランタでオリジナル・ギタリストのアンガス・ヤングをはじめとするAC/DCのメンバーに会っていたという。自分のバンドのツアーを抱えているにも関わらず、ローズがAC/DCに加わる計画が生まれたのはその時だった。

 また、先日ガンズのステージにも立った元スキッド・ロウのセバスチャン・バックや、同郷オーストラリアのバンド、ジェットのニック・セスターなど、他のシンガーをローズと交代で迎えるという話も出ていたようだ。

 AC/DCの【ロック・オア・バスト】スタジアム・ツアーは、5月7日にポルトガルのリスボンで再開され、6月12日のデンマーク公演で終了する。ヨーロッパ公演の後、アクセル・ローズはガンズ・アンド・ローゼズの【ノット・イン・ディス・ライフタイム(Not In This Lifetime...)】ツアーに出る。