ディズニー、フォックスら大手が“聴覚障害者への差別”とする集団訴訟の標的に 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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ディズニー、フォックスら大手が“聴覚障害者への差別”とする集団訴訟の標的に

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 ディズニーをはじめ、フォックス、パラマウント、ユニバーサル、ワーナー・ブラザースなどのハリウッドのスタジオや、映像ストリーミング配信会社のネットフリックスが、聴覚障害者への差別だとする集団訴訟の標的になっている。


 10月19日にロサンゼルス上位裁判所へ提出された申し立てで9人の原告は、多くの映画は“全編字幕付き”としながらも音楽の歌詞の字幕がないため虚偽の宣伝がなされていると主張。芸能・メディアニュースのTheWrapによると、歌詞表示のない映画には、『キャプテン・アメリカ』、『ゴッドファーザー』、『007 スカイフォール』、『X-MEN』や、ネットフリックスの『ハウス・オブ・カード 野望の階段』シリーズなどがあるという。


 訴状には、「映画や番組中の会話には全て字幕がある一方、歌や音楽には字幕を付けないという習慣がストレスのたまるほど広がっています。映画や番組に字幕を付けると宣伝することは、耳が聞こえなかったり聞こえにくい人々を含め、消費者市場を広げます。聴覚障害者は人口のおよそ10%を占めます。被告らはこのような聴覚障害者をだましているのです」と述べられている。


 各々のスタジオは字幕付きと明記したDVDを販売し、消費者をだましていると原告は訴える。パッケージに「字幕に何らかの制限がある」ことを表示していないのだ。原告側は特に指定のない損害賠償に加え、“コンテンツの何に字幕が付き、何に付いていないのか”を各スタジオが明確にすることを求めている。


 ネットフリックスは以前にも、聴覚障害者に対する差別で告訴された。字幕を付けていない作品がライブラリーにあるのは国と州の障害者法に反するとし、ブロガーで活動家のDonald Cullenが2011年に同社を相手取り集団訴訟を起こした。しかし、提訴の1年後に同訴訟は却下され、今年8月には彼の不服申し立ても棄却された。


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