音楽配信サービス“Xbox Music”の登場から3年、およびメディア提供の合理化を発表してからほぼ1年経った7月6日、Microsoftはサービスの名称を“人々が音楽と共にどう感じ、どう行動するか”を表した言葉、“Groove(グルーブ)”に変更したことを発表した。

 6日のブログで同社は、GrooveがWindows 10、Xbox、スマートフォン(AndroidとiOS。対応はローンチ後)に対応するようになると説明している。同アプリは月額9.99ドル(約1,200円)もしくは年額99ドル(約12,000円)で、厳選したアーティストによるPandora風のラジオプレイや、プレイリスト、膨大なカタログなど、全ストリーミング・サービスの標準サービスを提供するとともに、Microsoftのクラウド・ストレージ・サービス“OneDrive”と連動してどんなデバイスでもMP3ファイルにアクセスできるという。

 また、Microsoftは動画コンテンツ・サービスについても“Xbox Video”からより分かりやすい“Movies & TV”という名称にした。

 Microsoftは昨年10月、Spotifyが価格競争力のあるファミリー・プランを発表した翌日にXbox Musicをサブスクリプション限定にした。同様にGrooveとしての再始動は先週のApple Music開始に続くもので、Spotifyに取って代わるものとして有力視されている。