庄司紗矢香のベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ」全曲録音シリーズ、完結編が第1位
庄司紗矢香のベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ」全曲録音シリーズ、完結編が第1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、庄司紗矢香のベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ」全曲録音シリーズの完結編が第1位。2009年12月の録音から始まった庄司紗矢香とジャンルカ・カシオーリの全曲録音。共演を重ね、アンサンブルに磨きがかかった集大成である。誰もが知る伸びやかで明るさに満ちた第5番「春」、穏やかで美しさ溢れる第6番、ベートーヴェン円熟期の第10番と、全体を通して優美さと幸福感が感じられる選曲となっている。

 第2位はフジテレビ『ホンマでっか』に出演の児玉光雄(右脳開発トレーナー)が監修した『0歳からの育脳クラシック』がチャートイン。161回というチャートイン記録を持ち、親子からの圧倒的な人気盤であることを示している。<Disc-1:右脳に働きかけるクラシック>と<Disc-2:優しい心を育むクラシック>の2枚組CDとなっており、誰もが知る名曲を中心に全28曲を収録。作曲家の時代は幅広く、楽器編成もピアノ独奏、室内楽、オーケストラと多彩で、大人も子供も楽しめる選曲となっている。

 第3位は高嶋ちさ子のニューアルバム『STRINGS ON FIRE』がチャートイン。次男(5歳、2015年時)のチェロとの初共演であるオリジナル楽曲「いつか二人で」、“12人のヴァイオリニスト”と共演したバッハ「主よ人の望みの喜びよ」、高嶋ちさ子以外全員男性のピアノクインテット“男組”と披露するアグレッシブなアレンジで収録したベートーヴェン「交響曲第9番歓喜の歌」、モーツァルト「交響曲第40番」など、多彩な内容となっている。

text:yokano