アメリカの文学・音楽・芸術の発展に寄与するアメリカ芸術文学アカデミー(American Academy of Arts and Letters)の会長に、ピューリッツァー賞受賞歴のある作曲家、ユーディ・ワイナー(85)が選ばれ、建築家ヘンリー・コブの後任として3年の任期を務めることを同団体が発表した。

 1898年に設立された同アカデミーは、250名の作家/ミュージシャン/アーティストを主要メンバーとし、様々な賞を運営・授与している。ワイナーは1999年にアカデミーの一員に選ばれ、2006年にはピアノ協奏曲「Chiavi in Mano」でピューリッツァー賞を受賞した。

 なお、アメリカ芸術文学アカデミーの会員には、トニ・モリスン(ノーベル文学賞受賞者)、スティーヴン・ソンドハイム(作詞作曲家/グラミー賞/アカデミー賞/トニー賞受賞者)、フィリップ・グラス(作曲家 映画『めぐりあう時間たち』の音楽担当)などがいる。