握手を交わす笹宏行・カメラ映像機器工業会代表理事会長(左)と林文子・横浜市長(右)
握手を交わす笹宏行・カメラ映像機器工業会代表理事会長(左)と林文子・横浜市長(右)

 国内最大級のカメラ機器の展示会「CP+ 2017」が、2017年2月23日(木)から26日(日)にかけて開催される。パシフィコ横浜(横浜市)などを会場とし、カメラやプリンターなどの新製品の展示や、専門家を招いた講演会が開かれるほか、写真家との交流ができるコミュニティースペースが特設される。

「CP+」はカメラ映像機器工業会が主催し、今回で8回目となる。例年のパシフィコ横浜会場に加え、横浜市中区海岸通にあるアートスペース「BankART Studio NYK」にも会場が設けられる。

 この会場は「フォト・ハーバー」と名付けられ、アマチュア写真家が参加できるフォトコンテストや、写真愛好家による写真集の即売会が行われる予定だ。また、同会場とパシフィコ横浜会場との連絡用として、シャトルバスを15分ごとに運行する。昨年同名の会場が「大さん橋国際客船ターミナル」に設けられていたが、これが移った形だ。

「CP+ 2017」の入場料は1500円(税込み、新会場へも通行可能)。事前にウェブサイトから登録すれば、無料になる。

 なお、前回の「CP+ 2016」では、約6万7800人の来場者数となったが、今回のイベントでは、4日間で7万人の来場者を目標としている。前回は一人で会場を訪れる人が多かったため、今回は家族連れの来場者を呼び込みたい考えだ。

 12月13日に都内で開かれた記者発表会では、「CP+ 2017」の開催概要の発表に加え、写真や映像を用いたイベント群「フォト・ヨコハマ2017」の概要も同時に発表された。これは横浜市などが主催し、市内各地で写真や映像の展覧会を開くというもの。「CP+」が開会する2月下旬を中心に、各種のイベントが1月から3月にかけて行われるほか、「CP+」期間中はスタンプラリーも催される。

 会見では、林文子・横浜市長が登壇した。林市長は「期間中には横浜の街全体が多彩な写真映像イベントの舞台となる。CP+と連携して、写真映像文化のさらなる発信に寄与していきたい」と抱負を語った。(ライター・河嶌太郎)