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半沢克夫 インド放浪で開眼した、鮮烈なポートレートを見る

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アサヒカメラ

 広告やファッション、コマーシャル・フィルムなどの分野で活躍してきた半沢克夫の、写真家として根源の経験となったのは1971年に赴いたインドでの撮影だった。1971年、26歳だった半沢は、ただ「人間の写真を撮りたい」という衝動に突き動かされ、長期の休暇をとってインドへと向かった。
 直行便に乗り、深夜のカルカッタに到着。最初に泊まったのは、当時ヒッピーの巣窟といわれた「ホテルサルベーションアーミー」だった。そこから半沢のインドの旅が始まった。

 7ヶ月間、インドの人々の魅力に取り憑かれ、日々シャッターをきり続けたと半沢は語る。帰国後は広告やファッションの世界で活躍することになるのだが、そこでの写真にもインドでの経験が色濃く反映されている。半沢の写真は、当時のヒッピームーブメントとも、あの時代の空気感とも、ずっとつながっている。
 それは、その後、アフリカ、カリブ、香港、ベトナム、ネパール、など数十カ国を旅し写真を集成することになる『Half Moon』(2001)や、国内のレイヴシーンを追いかけ、マサイ族の祝祭に集う青年たちの姿と大胆にシンクロさせた作品集『Sun Of Sun』(2003)へと結実している。

 半沢の代表作のひとつとなった『インディア』が刊行されたのは1991年。その時にプリントされた大全紙のバライタプリントは、ほぼ未発表の状態でながらく保存されてきた。その作品を、今日的な視点を加えてあらためて構成し、展示している。

【INFO】

IN INDIA 1971→俺の始まり

開催期間:2013年4月16日~4月28日
会場:ギャラリーコスモス
住所:東京都目黒区下目黒3-1-22 谷本ビル3F
TEL:03-3495-4218
最寄り駅:目黒駅
営業時間:11時〜18時(最終日は~16時)
休館日:月


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