蛭子能収(えびすよしかず) 1947年生まれ。2014年、認知症になる手前の「軽度認知障害(MCI)」、20年に認知症と診断された。近著『認知症になった蛭子さん 介護する家族の心が楽になる本』(光文社)には、仕事や日常をサポートする人々と認知症の専門家の話が収載されている。
蛭子さんの作品「躍りましょう」
映画「PLAN75」(2022年6月公開、早川千絵監督) 社会保障費が政府の財政を圧迫し、少子化と超高齢化が同時に進み、働き手が高齢者を支えきれず医療保険と介護保険が破綻寸前になった。そこで、国が「プラン75」という、75歳以上には自らの最期を選ぶ権利を認め、その意思を支援する制度を始めた近未来を描く。 78歳の主人公・角谷ミチ(倍賞千恵子)は夫と死別し、仕事をしながら一人で暮らしてきた。しかし、友人を亡くし、職場を追われ、家も失うことに。失意の中、次第に「プラン75」に引き込まれ、申請する。制度を支えるために働く若手と当事者の高齢者は、それぞれどのように考えて生きていくかをリアリティーあるフィクションで描く。(2月17日からPrime Videoで独占配信)(c)2022『PLAN75』製作委員会/Urban Factory/Fusee