仏教徒らが内閣退陣を要求して、市中をデモ行進。当時仏僧は瞑想、断食などで政府に異を唱えた。開高も仏僧を取材している
ベトコンに包囲され、銃撃を受けた従軍取材。死を覚悟するような過酷な作戦で、200人の部隊が17人になったという
サイゴン(現・ホーチミン)市庁舎前の塹壕は、子どもの遊び場に。戦争と暮らしは一続きだった
近郊で死闘が起きる中、普通の生活が営まれ、夜は享楽にふけるサイゴンを、開高は「悲しくて軽薄で罪深い都」と表現