田中角栄(たなか・かくえい)/1918年、新潟県生まれ。47年に新潟3区から出馬、初当選。岸信介、池田勇人、佐藤栄作の下で蔵相などを歴任した。72年、日本列島改造論を掲げて総裁選に勝利し、首相に就任。在任中は日中国交正常化、日ソ共同声明、第1次オイルショックなどの課題に取り組んだが、74年に「金脈問題」が露呈し、退陣に追い込まれた。76年、ロッキード事件で5億円を受け取った疑いで逮捕され自民党離党。その後もキングメーカーとして政界に影響力を持ち続けた。
田原総一朗氏
(週刊朝日2021年12月24日号より)