『エーテルの村』2022年発表。大学生の洋太は友人3人と幼いころに住んでいた村を訪れる。どこか奇妙なその村は人類の夢である「永久機関」の実用化に成功した村だった──。伊藤さんが「近年でもっとも作画に苦労した」という永久機関の構造の描写も必見だ(illustration ジェイアイ/朝日新聞出版)
いとう・じゅんじ/1963年、岐阜県出身。2019年に『フランケンシュタイン』、21年に『地獄星レミナ』『伊藤潤二短編集BEST OF BEST』、22年に『死びとの恋わずらい』でアイズナー賞を4度受賞(写真:写真映像部・東川哲也)
7月3~6日、フランス・パリでの「ジャパンエキスポ」に招待された伊藤さん(中央)。サイン会やライブドローイングでファンと交流した(写真:朝日新聞出版)