■役作りのため1日8回の食事を摂る

 現在、NHK大河ドラマ「西郷どん」で主役の西郷隆盛役を演じる鈴木亮平(35)のストイックさもメディアで取り上げられるたびに大きな反響を呼んでいる。

「病弱に見せるために約20kg減量したり、恰幅がよい役での体重増加はまさにカメレオン。その努力はすさまじいものがあるとうかがえます。痩せる役の時は午後6時以降は食べず、逆に体格のよい役のときは炭水化物をはじめとして、菓子パンやプロテインにいたるまで、1日に6~8回の食事を摂っていたとインタビューで語っていました。いつジムに行って、どのタイミングで栄養補給をしようなど年間を通して、体づくりのことをずっと考えている時期もあったそうです。演技はもちろんですが、体重管理した見た目の役作りも大切ですし、鈴木さんの演技からはその熱量が存分に伝わってきます」(前出のテレビ情報誌編集者)

 芸能リポーターの川内天子は、食生活に気を遣う芸能人についてこう語る。

「例えば米倉涼子(42)は毛髪を採取して、自分に足りない成分を調べて調合するオーダーメイドのサプリメントを飲んでいたり、健康のために常に冷蔵庫にキムチを入れているなど、かなり食生活に気を使っている印象がありますね。他にも元宝塚の遼河はるひ(42)がテレビで語っていた『トマト健康法』もすごい。トマトサラダからミネストローネ、トマトトーストととにかくトマトが入ったメニューだけを食べるというもの。他の元宝塚出身タレントも実践していて、“宝塚式健康法”とも呼ばれているようです。ほかにも食事の健康法で多いのが白湯を使ったもので、松本潤(34)やベッキー(34)や長澤まさみ(31)、桐谷美玲(28)、など多くの芸能人が実践しています。芸能人はみな、美や健康を保つためのこだわりを持っていますが、きちっと自己管理や抑制のできる人だからこそ、成功していると言えます」

 食事は人生にとって大いなる楽しみでもある。欲望を自制するのはよっぽどの覚悟がないと難しい。やはり並大抵の努力では、荒波の芸能界を生き残れないということかもしれない。(ライター・高梨歩)

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