高橋一生 (c)朝日新聞社
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戸田恵梨香も子役出身だ (c)朝日新聞社
戸田恵梨香も子役出身だ (c)朝日新聞社

 NHK連続テレビ小説「わろてんか」で主人公・藤岡てん(葵わかな・19)を慕い、支える一本気な熱い男・武井風太を演じる濱田岳(29)の好演が評判を呼んでいる。11月23日に放送された第46回は、てんの父・儀兵衛(遠藤憲一・56)の訃報を伝えるというシリアスな回。いつもは明るい風太が目に涙をためて、辛い真実を語るシーンは、彼の高い演技力が光り、話題となった。

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「auのCM三太郎シリーズではユーモラスな金ちゃん、ドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)では若き日のハマちゃんなど、濱田さんは視聴者に愛されるキャラクターで人気を博しています。彼の演技力には各所から定評があり、映画やドラマなどにひっぱりだこの売れっ子です。画面やスクリーンでの独特の存在感は、他の若手から頭ひとつ突き抜けている感がありますね」(テレビ情報誌の編集者)

 そんな売れっ子の濱田だが、実は子役出身だ。9才のとき、父と行った野球観戦の際にスカウトされたことが芸能界へ入るきっかけとなったという。

「デビューは1998年に『ひとりぼっちの君に』(TBS系)というドラマ。ダウンタウンの浜田雅功さん(54)が主演だったのですが、当時から泣くシーンなどで新人とは思えない視聴者を引き込む演技力が注目されていました。その後、芸能活動禁止の中学に進み、学業やラグビー部の活動に専念した時期もありました。高校1年生のときに『3年B組金八先生』(TBS系)のオファーがあり、学校を中退し、出演を決めました。それが今の活躍へとつながっているのですから、彼は演技力だけでなく、決断力にも優れているのかもしれませんね」(同)

 子役出身と言えば、同じく「わろてんか」で、同じく注目を浴びている高橋一生(36)もそうだ。オリコンの「2017上半期ブレイク俳優(男優)ランキング」で1位に輝くなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの彼だが、実は経歴27年の“ベテラン”。その実力は長い下積み経験があってこそ。

「高橋さんは8才のときに児童劇団に入団したのですが、友達と仲良く話すことができなかったわが孫を案じた祖母が入団を勧めたそうです。10歳のときにビートたけし主演の映画『ほしをつぐもの』(90年公開)でデビュー。その後、アニメ映画『耳をすませば』(95年)では主人公に恋をする天沢聖司の声を務め、この経験がきっかけで俳優としての道を進むことを決意したそうです。5人兄弟の長男である高橋さんですが、次男と三男、四男と五男とはそれぞれ父親が違う複雑な家庭環境で育ったことも演技に深みを増し、少し影のある魅力につながっているのでしょう」(同)

 ほかにも、注目度の高いNHK連続テレビ小説に子役として出演していた過去を持つ人気俳優もいる。三浦春馬(27)と戸田恵梨香(29)だ。

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