NHK連続テレビ小説「わろてんか」で松坂桃李(29)演じるヒロイン・藤岡てん(葵わかな・19)の夫、北村藤吉の“ダメ夫っぷり”が一部で話題となっている。
「どこか憎めない」と初めはそのちょいダメさ加減に心を奪われていた女性視聴者たちも、最近はあまりのふがいなさに「イライラする」なんて声があがるまでに。ところが、そんなダメキャラを人間味たっぷりに表現する松坂自身の評判は、役柄とは正反対。業界でも抜群の好感度を誇っている。
「松坂さんはルックス同様、性格もイケメンなんです。取材の際、質問に対して、ほしい答えを的確にまとめて話してくれます。あれだけ人気者なのに傲慢さがなく、話し方も穏やか。頭の回転の速さと育ちのよさが伝わってきます。彼を取材してファンになったというカメラマンやライターなども男女問わずに多い。ドラマや映画の共演者やスタッフ、監督にまで優しい言葉をかけ、その場の雰囲気を和ませているそうです。取材でよく『スタッフの方がいなかったら、この作品はできなかった』という言葉を口にするのですが、作品に携わった人間にはうれしい言葉ですよね」(女性ファッション誌の編集者)
人気俳優ながら、庶民的な一面が話題になったこともある。
「あるバラエティー番組に出演したとき、『主演舞台を務めた証がほしい』とアンティーク風の高い腕時計を買ったと松坂さんが言ったんです。共演者たちは100万円くらいの高級時計をイメージしていると、その額は10万円ほどだったことが判明し、スタジオは微妙な空気になっていました(笑)。さらに追い打ちをかけたのが映画で共演していた菅田将暉さん(24)の暴露エピソード。趣味で水墨画を始めた松坂さんが『欲しい筆があるけど、高くて買えないんだよ』とこぼしていたそうんですが、その筆の値段は5000円だった。その金銭感覚は芸能人というより、一般人に近いですね」(同)
まさに、芸能界きっての好青年といった感じだが、実は「松坂桃李」という珍しい名前は本名だ。