
高齢者ホームで暮らせば何かと安心だが、知り合いもいないところへ一人で入居するのは心細いもの。そんな不安を解消する「姉妹入居」が注目を集めている。発売中の週刊朝日ムック「高齢者ホーム 2018」では、イマドキの入居事情を聞いた。
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高齢者の住まいの相談に応じる米沢なな子さんは、
「ここ数年は姉妹でホームに入居するケースが増えています」
と話す。結婚をしなかったり、夫と離別や死別したりして、それぞれ一人住まいをしている姉妹が、老後は一緒にホームで過ごしたいと相談に来ることが多い。長年自宅に姉妹で同居していて、自分たちの加齢や親が亡くなったのを機にホームに住み替えを希望するケースもある。
姉妹なら身内の安心感に加えて、何かあったときは頼ることができる。互いの性格などをよく知っているので気兼ねなく暮らせるなど、メリットは大きい。
「ただし、『兄弟で』という相談は受けたことがありません。女性のほうが長生きという理由だけでなく、『女性同士で助け合って暮らす』という考え方を持っているのでしょう。男性同士では、あまりそういう思いが生まれないのかもしれませんね(笑)」(米沢さん)