こうした背景には渡部が所属する「プロダクション人力舎」の社風も影響しているようだ。
「『人力舎』には『アンジャッシュ』の他にも、『オアシズ』や『おぎやはぎ』、『アンタッチャブル』、『東京03』などの人気芸人が多数所属していますが、アットホームな社風で、先輩、後輩の上下関係などもそれほど厳しくなく、芸人の自主性を重んじる事務所として知られていますからね。今回の渡部さんの異例の“ハネムーン休暇”も、吉本(興業)なんかだったら考えられないですよ」とは別の芸能プロダクションのマネジャー。
ちなみに、「プロダクション人力舎」はタレントのギャラの取り分が高いことでも知られているという。
「よく吉本芸人がテレビ番組なんかで会社のケチさをネタにする一方で、『人力舎の芸人がうらやましい』とボヤいていますが、あれは本音だと思いますよ。実際、中堅クラスの芸人では同じくらいの人気や格だと、だいぶ収入に差が出てくるようです。もちろん、吉本さんの営業力やブッキング力は業界屈指ですし、所属タレントはギャラ以外の面でその恩恵に授かっているわけですが」(同芸能プロマネジャー)
表向きは祝福ムード一色だが、妻にも会社にも恵まれている渡部に内心では嫉妬している芸人も多いかも!? (芸能評論家・三杉武)