彼女はあの伝説の女芸人・野沢直子の長女。7月には日本でも総合格闘技(MMA)の大会「RIZIN(ライジン)」に参戦。プロデビュー戦をみごと勝利で飾った。
「真珠はアメリカで生まれ育ち、9才から空手、2016年からは柔術を学んでいる。打撃の練習で初めてパンチを顔面に受けた時、あまりの気持ち良さにプロの総合格闘家になることを決意したと語っています。母の直子は7月の試合で真珠の勝利後、セコンドにあがり大絶叫していましたが、実は試合の話をするとすぐ泣いてしまうほど娘さんを心配してるんです。真珠へのメディア取材も増えるなか、『トレーニングが一番大事』と語り、朝と夜のトレーニングができるなら取材を受けると伝えていたそうです。そのストイックさと母譲りの明るさで、今後ますますファンが増えそうです」(スポーツ紙の格闘技担当記者)
このように親とは違った道を進み、着実に結果を残しつつある2世が増えつつある。そんななか、さまざまな職業を渡り歩く異色の経歴の持ち主もいる。作家・志茂田景樹(77)の次男である下田大気(41)だ。
「高校卒業後、18才で父・景樹さんの援助を受けて健康食品の会社を起業したのですがすぐに倒産。その後、俳優業や宝石販売会社、芸能プロダクションの経営などを行うものの、いずれも失敗してしまうんです。しかし、2009年に飛び込んだタクシー業界で、1カ月で300人中トップの売り上げを達成。それ以来、半年間にわたってトップをキープし、年収800万円を稼ぎ出す『カリスマタクシー運転手』として成功しました。一躍有名になってメディアに取り上げられるようになったのですが、なんと、現在は武蔵野市議会議員を務めているんです。実は今は作家として名を馳せる景樹さんも、若い頃は保険調査員、塾講師など20種以上の職を転々としていたそうです。この職歴の多さは、意外や父譲りだったようです」(前出の女性週刊誌記者)
あえて親と違う道を歩む2世たちには、黙々とわが道を究めるという“共通点”がある。やはり、“親の七光り”という言葉の呪縛から解放されたことが自らの才能を伸ばすことにつながっているのかもしれない。(ライター・天野まひる)