記者会見の会場に入り、頭を下げる高畑淳子=2016年8月26日撮影 (c)朝日新聞社
記者会見の会場に入り、頭を下げる高畑淳子=2016年8月26日撮影 (c)朝日新聞社
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 高畑裕太(23)が強姦致傷容疑(不起訴)で逮捕されてから8月23日でちょうど1年。その日、母、高畑淳子(62)は主演舞台「土佐堀川 近代ニッポン―女性を花咲かせた女 広岡浅子の生涯」の製作発表後の囲み取材で、芸能リポーターの口をふさいで質問を遮り、一連の報道などについてまだまだ納得していないのか、「毎日、“1人記者会見”をやっています……」と本音を漏らした。

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 裕太と女性の間ではすでに示談が成立しているが、事件以降、その後の様子はほとんど漏れ伝わってこなかったが、最近になって複数の目撃談が報じられている。

「『東京スポーツ』によれば、裕太は2月頃まで単身インドに滞在、その後いったん帰国して、再び向かったそうです。また『女性セブン』では、8月2日に母親と連れ立って、新国立劇場で三谷幸喜演出の舞台を観劇したと報じられました。いずれも目撃した人の話によると髪はぼさぼさで、ちょっとふっくらしていたようです」(スポーツ紙記者)

 事件後に引っ越した自宅近所でも裕太の姿をほとんど見かけられないという。

「自宅に引きこもってゲームやネット三昧ともいわれていますが、実は自宅近くで一人暮らしをして、アルバイトをしていたそうです」

 と話すのは芸能関係者。

「アルバイトといっても、決まった時間に行くのではなく“仕事”が入った時に行くという感じです。仕事の内容は特殊なもので、人と会うこともなく、それでいて“人生と向き合う”ような類のもの。この仕事は高畑さんが、過去に出演したドラマからヒントを得て勧めたそうです」

 芸能界復帰は諦めて別の道を模索しているのだろうか、とも取れるが、あるテレビ局関係者は「復帰のタイミングを狙って準備中」だという。

「テレビは時期尚早、一般的な仕事といってもなかなか難しい。高畑は裕太の俳優としての才能を認めているので、何としてももう一度役者として舞台に立たせてやりたいという思いが強い。自身も舞台女優としてスタートしていますから、舞台での復帰がいいのではと考えているようですね」

 かつて高畑は「親はいつ、どんな時でも味方」と言って息子を守ったが、その気持ちに報いる日は近いのだろうか。(ライター・坂口友香)