
「実は、理事長は最近、病気が発覚して入院していたようなんですよ……」
こう囁くのはスポーツ紙デスク。お盆が明けても日本相撲協会の北の湖理事長(59)の姿が見えないと耳にして気にしていたら、こんな噂が流れてきたというのだ。
不祥事続きで人気が低迷し、7月の名古屋場所2日目には史上最悪の客入りを更新した大相撲。公益法人認定に向けた改革も一向に進まず、最悪の場合、"解散"の恐れすらある。そんな中でトップが健康不安となると、なおさら一大事だ。
そもそも、北の湖理事長は2008年に大麻問題などの対応のまずさで理事長辞任に追い込まれた過去があり、盤石な政権ではない。
ベテランの相撲記者がこう耳打ちしてきた。
「北の湖さんは、大腸がんの疑いがあって今月に入って検査入院したようです。実際にがんだったそうですが、早期発見だったため、もう内視鏡手術で切除したと聞きました」
がんとなると、やはりただごとではない。仮に今後、"長期休場"となった場合について、前出のベテラン記者がこんなシミュレーションをする。