「そうですか、でもいつもと感じが違って見えたので。なんでかな」


「私、切ろうと思っているのになかなか時間がなくて」

 こんなふうに、髪の話題を起点にして、会話を続けていくことができます。これぞ日本語版の「I like your hair」構文!

 思春期の私がクラスに溶け込むきっかけをくれた言葉を、タモリさんは日々、緊張しているであろうゲストに投げかけていたのですね。やはりタモリさんは偉大な方です。

 人に会ったらまず、相手の「いいね!」を探すこと。そして、それを口に出すこと。会話の基本は洋の東西を問わないのです。

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