未成年の17歳女性との飲酒、淫行問題で無期限活動休止に追い込まれた小出恵介(33)だが、その後も女性の元カレや女性本人の証言などが相次ぎ、騒動が収まる気配がなかった。だが、所属事務所は6月15日、小出が弁護士を通じて、被害女性とその親権者と話し合い、示談が成立したと発表した。示談の内容は、当事者間の守秘義務があり、公表していない。
「小出本人が謝罪会見を開く予定があると言われていましたが、警察が捜査中で、当面は難しいようですね。示談が成立したとはいえ、テレビドラマや映画の降板や放送中止、CMの違約金などの損害額も数億円ともいわれていて、問題は山積したままです」(スポーツ紙記者)
そんななか、12日には小出が降板した7月期の日本テレビ系連続ドラマ「愛してたって、秘密はある。」の代役を賀来賢人(27)が務めることが発表された。賀来は小出の所属事務所の後輩。同日、昨年結婚した榮倉奈々(29)との間に、第一子が誕生したばかり。
「賀来は榮倉との交際のきっかけになったドラマ『Nのために』で小出と共演しています。同じ事務所ということもあり、小出を『恵ちゃん』と呼んで仲は良かったようですが、飲みに行ったりはしていなかったようですね」(芸能関係者)
小出は高校、大学と慶応、一方の賀来は幼稚園から高校まで有名私立校・暁星から青山学院大学に進学している。
「叔母の賀来千香子にかなりかわいがられ、小さい時から典型的なおぼっちゃん育ちです。『買い物はエルメスのお店ばかり』なんて周りからいじられてますが、嫌みがなく、礼儀正しいです。でもドラマやインスタで見せる変顔は普段の彼のノリですけどね(笑い)。タイプは違いますが小出もデビュー間もなくは、礼儀正しく、どちらかというとおとなしかったのですが……」(スポーツ紙記者)
小出が“知的で爽やかなイケメン”の代表格だったのは、数年前までのこと、というのはプロダクション関係者だ。
「女性関係、酒癖の悪さなど、今に始まったことではありませんからね。ただ、彼のような高学歴俳優がもてはやされ話題になり、本人も周囲も“優等生”的なイメージに縛られていた部分はあったのでは」(同)
小出と同世代の高学歴俳優といえば、向井理(35)や鈴木亮平(34)、櫻井翔(35)らだ。
「向井は明治大学農学部生命科学科に入学。その後バーテンダーとして働いてから、芸能界デビューしました。来年の大河ドラマ『西郷どん』に主演する鈴木は東京外語大学の英語専攻で、通訳ができるほどの実力です。そして、こちらも筋金入りの慶応ボーイ、嵐の桜井。桜井以外は、みんな結婚して、家庭ではいいパパです」(芸能関係者)
“酒の神は、海の神よりもずっと多くの人間を溺死させた”という。小出も溺れて初めて、事の重大さに気が付いたことだろう。(ライター・緒方博子)