カンニング竹山「芸能人だからって不倫で謝罪会見するのおかしくないですか？」

　先週、また芸能界に新たな不倫疑惑が出た。女優・仲間由紀恵（37）の夫で俳優の田中哲司（51）が、有名ヘアスタイリストと浮気していると写真週刊誌「フライデー」が報じた。振り返れば、昨年から続く芸能人の不倫報道ブームに、カンニング竹山さんは疑問を持っているという。

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　第何次不倫ブームかわかりませんけど、みなさん、もう飽きてませんか？

　最近はドラマだと必ず誰かが不倫しているし、ゲス不倫の「あなたのことはそれほど」（TBS系）も人気なんでしょ。上戸彩ちゃんの「昼顔～平日午後3時の恋人たち～」も映画化されるし。芸能人の不倫報道も、昨年からうちの事務所だとベッキーの件もあったし、政治家も、伝統芸能も、やたら不倫ネタばっかり。でもね、僕はもうブームが終わるころだと思っているんですよ。

　そもそも他人の不倫なんて、自分とはまったく関係ないことですよね。どんな家庭だろうが、どんな夫婦関係だろうが、どんな恋愛をしていようが関係ない。姦通罪みたいなものが法律で決まっていて、死刑になるなら話は別ですけど、日本にはそんな法律もないわけで。倫理的にはいけないことだけど、明確に法を犯しているわけじゃない。

　結局は昔からある人間臭さに、みんな興味があるんですよね。各々の立場で言いたいことあるんですよ。不倫されたことがある女性なら「ふざけんじゃないわよ、あんた！」って腹が立つだろうし、そうじゃなくても不倫をする男性側の立場、女性でも愛人の立場もある。それぞれ共感できる人の立場に立って、とにかく何かを言いたくてしょうがないんですよ。それが、芸能人の場合はわかりやすいから叩きやすいだけ。

　でもね、安心したくて不倫報道を見ている人もいるんじゃないかと思うんですよね。実は不倫に悩んでいて「あ、この人も不倫しているんだ」って。

　友達とかには言えなくて、不倫ドラマとか不倫報道を見ちゃう。ママ友の間ならこんな構図だと思うんでよ。子どもを幼稚園に送った帰りにデニーズあたりで4、5人のママ友たちと話すときには、「見た？ダメよねー、あの男」って言う。でも、そこから本当に仲のいいママ友と2人だけで喫茶店に行くと、「実は私も……」ってコソコソ相談してると思うんですよね。

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カンニング竹山

カンニング竹山／1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範（たけやま・たかのり）。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21～24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催（撮影／写真部・小原雄輝）

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