オリンピック開催で世界中の注目を浴びていたロンドンで、いま最もホットな話題は"超常現象"だ。大衆紙ミラーは7月31日付で「UF-Olympics?」との見出しで、UFOの写真と記事を掲載した。同紙によると、UFOが飛来したのは、7月27日(現地時間)の開会式が終わる直前の午前0時半ごろ。動画投稿サイト「YouTube」の動画を見ると、青白く光る物体が、優雅に花火を楽しむように、縦横無尽に夜空を飛び回っていた。確かに、飛行機やヘリコプターとは明らかに違う! この31秒間の動画は約28万回再生されている。

 この話が面白いのはこの先だ。なんとも信じがたい話だが、英国の国防省に約20年間勤務していたUFO専門家の第一人者であるニック・ポープ氏が、6月初めにデーリー・メール紙の取材に応じ、このように予測していたのだ。

「夏に行われる大イベントで人間の前に姿を現すことは、エイリアンにとって最高の選択だ。もしエイリアンが人間の心理を学んでいるなら、五輪開会式は、重要な日だ」

 会社帰りのサラリーマンであふれるパブに出かけた。UFOの話を現地の人に向けると、盛り上がる、盛り上がる。中年男性は言う。

「女王陛下が来たり、UFOが来たり、ロンドンってすげーな」

※週刊朝日 2012年8月31日号