「途中で監禁されるシーンもあったので、その時は本当に自分も監禁してくれってことで、監禁生活を送っていました」
一方で尾野は「私も少し怖い目に遭うんですけどずっと叫んでいたのでのどが痛かった。それと、なぜかわからないですけど終わってみたら体中が青あざだらけでした」とハードな撮影だったことを告白。大友監督もこのことは初めて聞いた様子で「お疲れさまです、どうも」と改めて尾野をねぎらった。
さらにイベントでは、カエル男がターゲットの弱みや、後ろめたいところを強調して、“刑”を与えることから、「撮影の中でされた、有罪だと思うことは?」という質問が飛んだ。これに小栗は「監督が有罪だと思う」とし、次のように話した。
「撮影中は雨がすごく降っているんですけど、監督に『ここだけは絶対に目をあけてくれ』と言われたシーンがあって。でも雨が降りすぎて目も開かないですし、降ってくる水で息ができなくて、立っているのに溺れそうになって。これは監督が有罪だと思う(笑)」
一方で、妻夫木からはこんなエピソードも……。
「カエル男の役を演じるにあたって監督と打ち合わせしたときに、『体をめちゃめちゃ鍛えて欲しい。部屋にトレーニング器具入れて、そういう(鍛えている)シーンも撮ろうと思うんだ』って言われて。それで4か月くらい、週3くらいでジムに通って体鍛えて、現場に入っていったら、そのシーンがなかったですね(笑)。(トレーニング器具の)セットもなかったですし、そういうシーン自体の撮影がなかったですね。ちょっとタンクトップになってその時に二の腕が見えたんですけど、それくらいですね。なので監督が有罪、ということで(笑)」
さらに野村からはこんな告白も。
「(撮影で)宙づりになってるとこがあるんですけど、あそこは11階くらいの高さのところにワイヤで吊るされて撮影していたんですけど、お昼休み以外はずっと吊るされていたんですよ。11階ですよ。切れたりしたら死んじゃうかもしれないのに、ずっと吊るされてて。これは大友監督の試練なのかなって思って耐えてたんですが……監督が有罪ってことでいいですかね(笑)」
これに大友監督は「わかった、僕有罪でいいよ。僕全面的に有罪って感じでしょうね」と苦笑いでこたえた。