レスリング女子の快進撃が止まらない。18日(日本時間)に開かれた、リオ五輪レスリング69キロ級で、五輪初出場の土性沙羅が金メダルを獲得した。48キロ級の登坂絵莉、58キロ級の伊調馨に続き、リオ五輪女子レスリングで3人目の金メダリストとなった。
初の五輪ながら、準決勝まで順調な勝ち上がりをみせた土性。しかし決勝では苦しめられる。相手はロシアのナタリア・ボロベワ。第1ピリオド、第2ピリオドで1点ずつ得点を奪われ、0-2とリードされた状態で迎えた試合終盤。最後の最後で土性が技を決め、逆転勝利を飾った。
試合後、土性は栄和人チームリーダーを肩車し、会場を駆け回って喜びを爆発させる。「金メダル取ったら絶対、肩車しようと思っていた」と話す。
レスリング女子はこの後、絶対王者・吉田沙保理が登場する。まだまだ快進撃は続きそうだ。(文・横田 泉)