エース木村が主将を務める女子バレーの初戦は韓国(写真:Getty Images)
エース木村が主将を務める女子バレーの初戦は韓国(写真:Getty Images)
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 華やかな開会式で幕を開けたリオデジャネイロ五輪は、本日6日(現地時間5日)から17日間にわたり、史上最多の205カ国・地域の選手が28競技306種目で火花を散らす。日本も早速、エース・木村沙織が牽引する女子バレーボールチームが初戦を迎え、宿敵韓国と激突。前回の2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した「火の鳥NIPPON」は、さらに上の色のメダルを狙い決勝ラウンド進出をめざす。

 日本が入った予選プールAには韓国のほか、ブラジル、ロシア、アルゼンチン、カメルーンといった国々が顔をそろえる。この中でアルゼンチン、カメルーンは格下。強豪ブラジルは頭ひとつ抜けているため、日本は韓国とロシアに勝つことが予選突破の条件となる。ちなみに予選で上位4位までが決勝ラウンドに駒を進めることができる。今夜の韓国戦は何がなんでも勝ちたい一戦。キーは絶対的エースのキム・ヨンギョンを封じることだ。3-1で敗れた世界最終予選のリベンジもかかっている。

 続くみどころは、柔道。女子48kg級と男子60kg級が予選、決勝を行う。女子48kgは2年前、19歳でいきなり世界王者になった近藤亜美の爆発力に期待。男子60kgには、この階級で金メダル候補の呼び声高い高藤直寿が登場する。2人には日本のメダル第1号となって、日本代表選手団に弾みをつけるという役割も期待される。

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