5位は北海道の地元紙「北海道新聞」。やはり地元のニュースは地元紙のサイトで確認することが多いようだ。続く6位、7位は北海道にフランチャイズを置く、野球(日本ハムファイターズ)とサッカー(コンサドーレ札幌)のチーム。この両チーム関連の検索は数多くランクインしており、北海道民の”地元チーム愛”が感じられる。試合結果を少しでも早く知りたいというファン心理を反映して「ポリー通信」(33位 日本ハムファイターズのマスコット「ポリーポラリス」にちなんだ命名か?)や「日ハム速報」(44位)などのキーワードも。

 他にもランキングに多くみられるのは、地元のテレビ局、ショッピングセンターや百貨店、商業施設、シネマコンプレックスなどだ。「セイコーマート」(39位)「丸井今井」(74位)など道民にはおなじみの名前が登場しており、地域性が強く出ている。さらに銀行、大学などの他に市役所、警察そして北海道ならではの役所で道民にとってはおなじみの「北海道開発局」(52位)がランクインしている。ゴミ出しの日の確認や道路の開通状況の確認など、一般市民の利用もさることながら、北海道の経済は公共事業が占める割合が大きく、人事や入札などお役所の情報をチェックする機会も多いのだろう。

 情報と言えば道内のお出かけには欠かせない「じゃらん北海道」が24位にランクイン。広大な北海道、道民の旅先も道内ということが多いので、じゃらんを見て道内のイベントに出かけている。さらに情報誌系では北海道のアルバイト情報「アルキタ」(64位)もランクイン。情報検索で「おでかけ」「アルバイト」とくれば残るジャンルは不動産だが68位に登場している「iri」がそれだ。道外の人には「iri」で何を検索したのか皆目見当がつかないが、その正体は北海道、それも主に旭川近郊の不動産情報を扱うサイトで「IRI旭川不動産情報」を検索している。

 ところで、ランキングを実際に見るまでは、TOP100には「ジンギスカン」や「毛ガニ」、「ウニ丼」、「時計台」など北海道ならではのキーワードもランクインしているかと思ったが、意外とそのようなものは見当たらず、お菓子の「六花亭」が53位に顔を出しているのが目立つ程度だ。

 他に観光関連では全国的に有名な「旭山動物園」が55位。近年復活している札幌市の老舗動物園「円山動物園」が64位となっている。また、初夏の札幌郊外の花の名所で、札幌市民にとっては週末の手軽な人気お出かけ先の「滝野すずらん公園」が81位にランクインしているのも地元の検索ランキングらしい特徴だ。

暮らしとモノ班 for promotion
【フジロック独占中継も話題】Amazonプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」はどれくらい配信作品が充実している?最新ランキングでチェックしてみよう