こちらが通年営業している理由は実にストレートで「食べたい時にいつでもかき氷を食べられるようにしたかった」ため。確かにアイスクリームは毎日食べられる一方で、同じ冷たいデザートながら、かき氷はほとんど夏の間しか食べることができない。それがこの店の場合は365日、深夜や早朝にも食べることができる。
夏場は行列ができる人気店で、マスカルポーネチーズを使用した「ティラミス」や「マンゴーラッシー」など珍しいフレーバーが人気だ。夜には「お酒のかき氷」を目当てにやってくる客も多いという。
しかしながら気になるのは、冬にも客は来るのかということだ。聞けば「夏の行列ほどではないが、冬場もお客さんは少なくありません」とのこと。冬場に“こたつでアイス”を楽しむ感覚で、暖房の効いた店内でかき氷を楽しみたい、というニーズもあるのかもしれない。
まさかの時期、まさかの時間に楽しむスイーツは、レア感が増す分、なんだかおいしく感じられそう……一度試すと案外クセになるかも!?(文・横田 泉)