週刊朝日が毎年実施している企画「手術数でわかる いい病院」のデータを地域ごとに再編集した。心カテーテル治療の千葉1位は12年もの間、確実に治療数を増やしている千葉西総合病院。

 同院では、脳梗塞の原因となる頸動脈(けいどうみゃく)のつまりに対し、カテーテル(細管)を使って筒状の金網である極小のステントを留置する頸動脈ステント留置術を実施する。2008年に保険が利くようになって以来、これまでに約450例を実施した。合併症を併発させない成功率は99%、直近2年では100%というレベルに達したという。足の血管がつまる閉塞(へいそく)性動脈硬化症のレーザー治療も実施している。足の治療に対するステントも13年末には登場するという。

 同院は、13年に建設中の新病院が完成する予定だ。3室あったカテーテル室は10室に増える。屋上にはヘリポートが配備され、救急処置室やカテーテル室と直結され、救急医療態勢をさらに強化する。

※週刊朝日2012年7月27日号


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