1989年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で、タイムマシンとして登場した名車「デロリアン(DeLorean DMC-12)」。そんな「デロリアン」を映画さながらに走らせるイベントが10月21日、都内で開かれた。
このイベントは、リサイクル会社「日本環境設計」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のDVDを発売する「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」が企画したもの。
2015年10月21日午後4時29分は、映画の2作目で主人公が到着した「未来」。これに合わせて、日本環境設計が開発したバイオ燃料を使った「デロリアン」が披露された。
映画に登場する「デロリアン」はごみを燃料にして動く設定だが、この日登場した「デロリアン」も、不要な衣料品から作られたバイオ燃料で走行できる。日本環境設計は衣料品を回収し、その綿繊維からバイオエタノールを生み出す独自技術を開発した。
また、ゲストとして、今季限りで現役を引退した中日ドラゴンズ・山本昌さんが親友の野球解説者・山崎武司さんとともに登壇した。山本さんは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの一作目が公開された85年にはプロ入りしており、主人公が到着する「未来」となる2015年に現役引退を表明した。そんな“縁”から、今回のイベントに招かれた。
車好きとして知られる山本さんはデロリアンの助手席に乗った感想について「乗り心地は広くてよかった。あの時代にこんな車をよく作ったなあと思いました。(愛車の)スーパーカーより居住性が高いですね」と語った。
さらに、デロリアンが購入したいかと問われた山本さんは「相場と相談して考えたい(笑い)。欲しいなあ」と笑顔で話した。