
年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
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「相手の立場になって考えなさい」
と、よく言われる。
でも、これって、けっこう難しい。
とっさになかなかできない。
だから、心に余裕がある時に、「入れ替わりの術」を使って、その人になって、自分のことを見てみる。
意外と、これ、いろんな発見がある。
人なんて思い通りになるはずがない。分かっているけれど、仲間に子供に夫についイライラしてしまう。
「わたしは、こんなに一生懸命にやっているのに……」
「なんで、わたしのことを分かってくれないの」
わたしも、しょっちゅうそう思って、悲しくなったり、投げやりになったり。