トイレトレーニング。それは、文字通り、子どもがトイレで排せつできるようになるためのトレーニングである。
暖かくなってきたことから、取り組み始めたパパ、ママもいるだろう。しかし、やればやるほど、子どもがトイレを嫌がったり、タイミングを逃してもらしたりして、イライラ、カリカリしてはいないだろうか。そんな人に、ある“必勝法”を紹介したい。
その名も “ノーパン作戦”だ。子どものおむつやトレーニング用のパンツを脱がすだけ、という非常にシンプルな方法で、いつどこでもらすか分からないという不安はあるものの、なかなか効果的なのだという。
横浜市のイラストレーター、古田真理子さん(42)は、5年前の春にこの作戦を実行。「パンツをはいていると、子どもが安心してしまうのではないか」と考えたのがきっかけだといい、自身のブログで、この時の経験を紹介している。
ある日、当時2歳半だった娘のハナちゃん(仮名)のおむつを脱がしてみたところ、なんと、3日でおむつが取れたのだ。兄のタロウくん(仮名)の時は、トレーニング用パンツをはかせたまま、ひんぱんに「トイレ行く?」と声をかけたり、グッズなどでチャレンジしたりしたものの、4歳ぐらいまで取れなかった。「排せつのタイミングが分からなくてやり過ぎてしまい、タロウがかたくなになってしまった」と振り返る。
そこで、ハナちゃんの時は、「排せつのタイミングを知る」ためにも、思い切ってノーパンに。おまるの使い方を説明した後は、「トイレ行かなくていい?」と声をかける以外は特に手を出さず、つきっきりで観察した。その結果、ハナちゃんは、もよおした際、すぐにおまるで用を足すようになったという。注力したのは実質1日で、おしっこもうんちも、トイレでできるようになったそうだ。
3日間のうち、タイミングを逃したのは3回ほど。そのうち1回は、タロウくんがお風呂上がりのハナちゃんに気を効かせてパンツをはかせた直後だったという。
この“ノーパン作戦”、筆者の娘(2歳半)でも試してみた。保育園でトレーニングしているものの、面倒くささもあり、家では紙おむつをはかせていた。しかし、周りでは着々とおむつ離れが進んでいることを知ってあせり、4月のある日、思い切って紙おむつを脱がせてみた。