テニスの全豪オープンは28日、準々決勝が行われ、錦織圭(世界ランキング5位)が前年の覇者であるスイスのスタン・ワウリンカ(同4位)に3-6、4-6、6-7で敗れ、ベスト4進出はならなかった。
第1セット。錦織はサーブでミスが多く苦しむ。高速サーブを武器にするワウリンカは、次々とサービスエースが決まり、錦織を圧倒した。錦織はこのセットを3-6で落とす。
第2セットも錦織には苦しい展開が続く。ワウリンカのショットで左右に振られて、コートの外に追い出されることが目立った。一方、ワウリンカは今大会最速222キロのサーブが決まるなど、錦織に付け入る隙を与えなかった。錦織は4-6で第2セットも落とす。
そして、第3セット。錦織も反撃開始。2ゲームを連続で取る。だが、ワウリンカのバックハンドが決まり、勝負強さをみせた。このセットはタイブレークに持ち込まれたが、結局、錦織は6-7で落とし、敗退が決まった。日本人83年ぶりの全豪オープンのベスト4はならなかった。