師走に入ったと思ったら、もう半ば。今年も残すところあとわずかだ。今年1年を振り返る10大ニュースや、ワードなどはよく見かけるが、“謝罪”に特化したランキングがあるのをご存知だろうか?

 広報・メディア対応の専門誌「広報会議」を発行している株式会社宣伝会議は11月、2014年に発生した企業や個人の不祥事や謝罪会見に関し、全国の男女500人(20~80代)を対象にアンケートを実施。編集部が危機管理の専門家監修のもと選んだ、2014年1月~10月に発生した企業・個人の不祥事15事例のうち、印象に残った出来事を3件まで選択してもらった。

 その結果、1位に選ばれたのは「理化学研究所 小保方晴子氏の不正論文問題」で67.4%の人が回答。「科学研究の世界がこんなにもお粗末なシステムで動いているとは思わなかった」という声も聞かれた。

 2位は47.6%で「野々村竜太郎元兵庫県議の政務調査費不正使用問題」、3位は36.6%で「佐村河内守氏 ゴーストライター使用問題」と続き、小保方晴子氏・野々村竜太郎氏・佐村河内守氏という2014年の注目人物3氏の謝罪会見が上位に選ばれる結果となった。

 4~6位に選ばれたのは、「マクドナルド 使用期限切れの鶏肉使用」(35.0%、4位)、「ベネッセコーポレーション個人情報流出問題」(31.8%、5位)、「朝日新聞 慰安婦問題、『吉田調書』関連記事取り消し問題」(25.6%、6位)の3つの企業で、14年の企業不祥事“三大事件”と言えそうだ。

「広報会議」編集部が選んだ15事例は以下の通り。

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