12月に入り、街は一気にクリスマスムード。幼いころは胸をドキドキさせながら迎えたクリスマスも、社会人になると年の瀬ということもあり、仕事に追われてそれどころじゃないなんてことも……。今年はクリスマス・イブもクリスマス当日も平日で、特に何にもしないという人も多いのでは。
株式会社ドゥ・ハウスが、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケート』を利用して、全国に住む20~50代の男女を対象に実施した「クリスマス」に関するWEBアンケート結果によると、今年のクリスマスに「特に何もしない」と回答した人が35.2%と、3割を超えた。また、クリスマスに「仕事・バイトする」と回答した人も8.0%おり、合計すると4割を超える人がクリスマスを普段と変わらず過ごすという結果となった。
クリスマスに予定がある人の回答としては、1位が「クリスマスツリーやリースを飾る(26.8%)」、2位が「家族とクリスマスパーティをする(25.0%)」、3位が「プレゼントを買いに行く(14.4%)」という順になった。
また、クリスマスプレゼントについての質問でも、半数以上となる51.5%の人が「プレゼントする予定はない」と回答。2位の「子どもにプレゼントする(28.0%)」を大きく引き離した。この結果だけ見ると、少子化、晩婚化、おひとりさま問題など、現代社会が抱える様々な問題が浮かんでしまうが……。
では、世間の人はクリスマスをどんな日だと思っているのだろうか?
自分にとってクリスマスはどんな日か聞いたところ、最も多かったのが、34.8%で「普段と変わらず過ごす日」だった。ただし、2位の「家族(親族)と過ごす日(34.6%)」とほんの僅かな差であったことが唯一の救いと言えるかもしれない。
クリスマスをひとりぼっちで過ごすことを意味する「クリぼっち」という言葉も誕生し、実際に、20~30代の独身男女の半数以上が今年のクリスマスは「クリぼっち」であるというアンケート結果もある。だが、そんな“おひとりさま”でも安心してクリスマスを過ごせるイベントも数多く企画されていて、日本人にとっての“クリスマス”は、すでに新しい段階へと進化しているという見方もできそうだ。
今年のクリスマス。一人でも誰かと一緒でも、何かしても何もしなくても、良い一日となりますように。