歓送迎会が多いこの季節、居酒屋に行く機会も多いはず。
ビール、ウーロンハイ、カクテル、ソフトドリンクなど、選択肢は様々あるわけだが、もしも、居酒屋で最初に頼む酒で自分のモテ度が図れる…としたらいかがだろう。

 約6000人から集めたアンケートデータを元に、人の言動を統計化して分類したデータ本『焼き肉屋で最初にタンを注文する女は合コンでモテる!』(朝日新聞出版)によれば、「合コンでモテない」と答えた男性のなかで、居酒屋で最初にビールを頼む人は72.8%という結果だった。これは男性全体の平均値からすると11.3%も高く、モテない男のビール率の高さは際だったものになっている。

 同書の著者であるディグラム・ラボ所長の木原誠太郎氏は、データについてこう分析する。

 「居酒屋での最初の一杯ともなれば、大抵の人が『ビール』と答えるのが常。本当にビールが大好きでビールを頼む人もいるでしょうが、なかには内心別のものが頼みたいと思ったとしても、『みんな頼んでいるし、自分だけ別のものを頼むのは気が引ける。じゃあ、いつものビールで!』と、その場の雰囲気に流されてしまう人も多いのでは。短期戦となる合コンでは、勢いがあって、鷹揚さがある男性ほどモテやすい。このデータの結果を見てみると、そんな『他人に流されやすい』性質の男性ほど、合コンでは女性から『頼りない』と思われ、人気がないのかもしれませんね」

 一方で、同書では「寿司屋で最初にマグロを頼む」と答えた人のうち、「合コンでモテる」と答えた人は43.0%というデータも紹介されている。

 「寿司屋通はたいてい最初にコハダや玉子焼きを注文して、職人の仕事ぶりを図る…とも言われます。一貫目からマグロを頼む人は非常に少ない。でも、そんな常識にとらわれず、食べたいもの、好きなものからどんどん頼んでいく。そんな行動力や思い切りの良さがあるからこそ、合コンでも勝負強さを発揮するのでは」(木原氏)

 酒や寿司の注文ひとつに現れる、自分の思考の動き。それが自分のモテ度にリンクするというのも納得できる。

ちなみに同書ではほかにも「合コンでモテる男は部屋をモノトーンで統一している」、「合コンでモテる男は『もしドラ』を読んでいる」「家に全身鏡がない女性は年下にモテる」など、モテる人・モテない人についてのデータ分析が多々紹介されている。
この機会に、言動からわかる自分のモテ度をぜひ一度確認してみてはいかがだろうか。