「私の洋服は半分くらいがユニクロと、さらに格安のジーユー。残り半分は『エアークローゼット』(月額制の洋服レンタルサービス/ライトプラン7480円+送料330円<税込み>~)です。かばんは今、ブランド品のボッテガ・ヴェネタを月7000円程度でレンタルしていますが、使い心地がいいので買い取ろうと思っています。かばんは店頭でいくら吟味しても、使ってみなければわかりませんから」

 ボッテガ・ヴェネタのかばんといえば数十万円。上質でツヤのある柔らかい革を使っている。革なのに、さほど重くない。20万円も30万円も出して外れると痛手だが、使ってみてよかったので、高くても買う。確かに勝間さんは単なる倹約家ではないことがよくわかる。

「下着はいわゆる一流メーカーの品物を買っています。つけ心地が安いものとは全く違ううえ、たくさん洗濯をして長く使っても型くずれしにくいからです。私は、買い物をするときは『使用回数で割り算をしよう』とアドバイスしています。下着もかばんも靴も、毎日使いますから1日あたりの金額に直せば安いものです。自分にとって便利で気持ちよく使える品物が見つかれば、高くてもお金を出していいんですよ」

 人の目にとらわれず、自分で考えて、選ぶものや買うものをロジカルに決めていく。その際には常にコストパフォーマンスを考える。これが勝間流「消費の極意」である。(構成/大場宏明、編集部・中島晶子、伊藤忍)

※アエラ増刊『AERA Money 今さら聞けない貯金の基本』の記事に加筆・再構成

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