・発疹が出た


離乳食を食べた後などに、発疹が出た場合は病院に行きましょう。食物アレルギーの可能性があります。食物アレルギーの場合、病院につく頃に発疹が消えてしまっているかもしれないので、写真を撮って持っていきましょう。

・呼吸がいつもと違う
例えば、ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音が聞こえる場合は、呼吸器の病気のことがあります。

 赤ちゃんが病気になると早く進行して、時には重症化することがありますので、熱や風邪症状などがなくても、赤ちゃんの様子が明らかに違う場合は、自己判断せずに病院へ行きましょう。

●体調不良に気づくためには

 上記のような体調不良に気づくためには、普段からの赤ちゃんの様子を知っておくことが大切です。そのためには、平熱を知っておくことも大切です。

 保育所では、朝の登園時、お昼寝前、起きたときの1日3回必ず検温します。毎日検温をしているとその子の1日の体温のリズムを知ることができます。例えば、毎朝37.4度くらいで高い子。でもお昼寝から起きたときは36.8度。朝の熱は「微熱だな」と少しドキッとしますが、毎日これくらいなら「朝は高めな子」と知ることができます。とはいえ、家で毎日3回も熱を測ることは現実的ではありませんので、平熱を知るために3日間限定で測ってみてもいいかと思います。

 また、うんちが毎日出る子もいれば、3日に1回しかでない子もいます。毎日出る子が3日出ていなければ「便秘になりかけているかも!」と判断できますが、3日に1回の子にとってはそれが日常です。その子のうんちの出るリズムによって、対応するタイミングも変わってきます。

 また、月齢が低いと、泣くリズムが決まっている子もいます。朝、大泣きすれば午後からご機嫌で遊ぶ子もいます。うちの娘の場合は、1歳前後に夜寝る前に決まって15~30分、盛大に泣いて手が付けられない時期がありました。あまりに泣くので最初は「体調不良?」を疑いましたが、熱もないし泣き疲れたら寝てくれる。何日も同じことが繰り返される、とわかったら、「ああ、今こんな時期なんだ」と腑に落ちます。

 赤ちゃんの体調管理に神経質になる必要はありませんが、親が「アレ?何だかいつもと違うかも」と思ったことは大正解!この「もしかして?」が赤ちゃんの体調不良を見つけるサインなのです。(文・中田馨)

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