地球への貢献は大切だけど、お財布が痛むのはちとつらい。ご安心を。SDGsに貢献しながらおトクに暮らせるあんな技やこんな技。AERA2020年4月6日号が、SDGsの17ゴールに対応する貢献方法を伝授します。
●17のゴール全部に貢献しよう
(1)貧困をなくそう
(2)飢餓をゼロに
(3)すべての人に健康と福祉を
(4)質の高い教育をみんなに
(5)ジェンダー平等を実現しよう
(6)安全な水とトイレを世界中に
(7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
(8)働きがいも経済成長も
(9)産業と技術革新の基盤をつくろう
(10)人や国の不平等をなくそう
(11)住み続けられるまちづくりを
(12)つくる責任つかう責任
(13)気候変動に具体的な対策を
(14)海の豊かさを守ろう
(15)陸の豊かさも守ろう
(16)平和と公正をすべての人に
(17)パートナーシップで目標を達成しよう
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布海苔と蕎麦粉だけを使った新潟・十日町名物のへぎそばや、バジルが香る本格的なピザ・マルゲリータ。そんな様々な料理が、1食あたり98円で楽しめるサービスがある。
月額980円で1日1回、月10回まで外食が楽しめるアプリ「FOOD PASSPORT(フードパスポート)」は2018年10月に始まり、加盟店は関西が中心で、昨年10月から新たに加わった関東の500店以上を含めて現在1195店。アプリのダウンロード数は6万を超えている。
食べられるのは、店でその日に余った廃棄食材を利用して作る「本日のおまかせメニュー」。サービスを立ち上げたREARS(リアーズ)社長の後藤靖佳さん(36)は、「きっかけは仕事の中で余剰食材の実態を目の当たりにしたことでした」と話す。
同社は元々、飲食店の販売促進サポートなどを手がける。その中で、例えば夕方に大きく天候が変わり、客の流れが変わって仕込み過ぎが出たりという話を、お店の人からよく聞かされたという。興味を持ち調べると、日本における「食品ロス」は年間643万トンでアジア最悪だと知った。