「ワンワン」のようにものの声や音などをまねて表す擬音語・擬声語と、「キラキラ」のように状態などを表す擬態語の総称をオノマトペといいます。
雨が静かに降るさまを「しとしと」などと言い表すように、オノマトペは情感たっぷりに物事の状態や様子を伝えてくれます。
フランス語の「onomatopée」に由来する言葉で、日本語はオノマトペが豊富な言語だといわれています。
現在発売中の『みんなの漢字』5月号では、漢語由来の漢字で表された、よく使うのに漢字になると読めない「オノマトペ」を特集しています。
今回はその中でも6語をピックアップ! 皆さん、読めるでしょうか? その独特のニュアンスも味わってみましょう。【答えは最後にあります】
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1.齷齪
もともとは歯と歯の間が狭いという意味の漢語で、読みは「あくさく」から変化しました。「あく促」とも書きます。
【意味】
心が狭く、小さなことにこだわるさま。または、心にゆとりがなく、休む間もなくせかせかと仕事などをすること。
2.鬱鬱
「鬱蒼(うっそう)」という言葉があるように、「鬱」には「木が群がり茂る」という意味があります。そこから「集まる」となり、さらに「こもる、ふさがる」の意味も生まれました。
【意味】
草木がよく茂っているさま。心の中に不安や心配があって、晴れ晴れしないさま。草木が茂るさまから転じて、生気の満ちているさまを表す。
3.蜿蜒
「蜿」は龍や蛇が動くさま、「蜒」はうねうねとして長いさまを表します。「蜿蜿」や「蜒蜒」とも書きます。
【意味】
蛇などがうねうねと曲がりゆくさま。転じて、うねうねと長く続くさま。
4.矍鑠
颯爽と馬に乗る老臣を評した、中国の皇帝の言葉が由来。「矍」は「勇む、はやる」、「鑠」は「光りかがやく」という意味があります。
【意味】
年老いても、心身ともに元気なさま。年をとっても元気で、体がしっかりしているさま。