新連載「アエラ to SDGs」では、2030年までに達成するべき目標として国連が定めた17のゴールSDGs(エス・ディー・ジーズ)について毎回一つずつ写真で表現し、私たちが考えるべきこと・できることは何かをテーマにお届けします。
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砂漠で食料を育て、飢餓をなくしたい。広大な鳥取砂丘の一角にある鳥取大学乾燥地研究センターは、高温や乾燥に強い小麦の研究を進めている。従来の小麦に様々な野生植物を掛け合わせることで品種改良を進める地道な努力が続く。砂漠などの乾燥地は世界の陸地の約4割を占める。砂漠でも育つ「奇跡の小麦」が実を結んだとき、飢餓のない世界が現実に近付く。(文/上栗崇、撮影/写真部・松永卓也)
※AERA 2020年4月13日号